■北海道産ししゃもとは?
本来、「ししゃも」とは北海道という限られた地域、限られた漁期にしかとれないものを「ししゃも」と呼びます。
しかし、道外のスーパーマーケットなどで普段見かけるししゃもの中には、「〇〇ししゃも」とのネーミングがつけられていることがあります。
それは、ししゃもに似せた「別の魚」だからです。
商品の表記上、「ししゃも」では問題になるので、代替え品には「〇〇+ししゃも」と表記されていることがあります。
このように、スーパーマーケットに並んでいるのは「キャペリン」というししゃもに形が似ている魚であり、本当の「ししゃも」はなかなか手に入りません。
そんな希少性の高い「ししゃも」の中でも、柿田商店では最高においしいものをセレクトして提供しています。
■オスとメスの違い
こちらの商品はメスとなります。
柿田商店の返礼品はオスとメスを半々でご用意しています。
従来のイメージでいうと、「ししゃもとはメスの卵を楽しむ」というイメージが強いでしょう。ただ、魚全般に言えることは「オスの方が大きく、卵などに栄養を取られていないので身がおいしい」ということです。
あまり知られていないかもしれませんが、そもそもししゃもは「風味を楽しむもの」です。
サイズ的におかずの一品としてはボリュームが少なく、その希少性からも高価なため、気軽に夕食に上がることは稀です。
そんなししゃもを楽しむ上で大切な要素の一つが、先ほどあげた「風味」があります。
その風味を最大限に楽しんでいただけるのがオスであることから、柿田商店ではオスとメス混合で食べ比べていただけるようにしています。
こちらの商品はメスとなります。
■ししゃもが高い理由
ししゃもは風味を楽しんでいただく嗜好品ゆえに値段が高くなります。
私どものご用意するししゃもはふるさと納税の寄付金額が2万円と高価です。
というのも、ししゃも自体、
・漁獲量が少ない(全国に流通できるほど獲れない)
・漁期が限られている(10月中旬から11月中旬の約1カ月)
というものです。
加えて、約1カ月間の漁期において、ししゃもの味は常に同じというわけではありません。ししゃもは小さな魚のため、数日でもタイミングを逃すと味が変わってしまうためです。。最もおいしいししゃもは、約10日間しか獲れないとされています。
柿田商店では、この10日間に獲れたものを使用しているために値段が高くなってしまいます。それでも本当においしいししゃもを味わっていただきたい、季節のモノとして「旬の味」を楽しんでいただきたいという思いでこの「10日間」にこだわり続けています。
■柿田商店とは
柿田商店は創業61年、釧路でししゃもをはじめとした海産物、海産加工物を中心に取り扱う商店です。東京で暮らしていた創業者が釧路の魅力と可能性に惹かれて体一貫で始めました。
当時はまだまだ漁獲高もあり、加工品にするよりもそのまま鮮魚として売った方が手間もかからず、ししゃもの干物を販売する商店は少数でした。ただ、釧路の地元では各家庭でししゃもの干物を作るほどメジャーな家庭の味だったのです。
そんな釧路の家庭の味を全国に広め、また、地元釧路から離れた方にもふるさとの味を味わってもらいたいという思いからこのししゃもの干物販売が始まりました。
当時は創業者自らししゃもを船に積み、そのまま東京築地などへ販売に行くほどのこだわりと熱意を持って取り組んできた歴史があります。
時を経て、船での運搬や販売はできませんが、今も創業当時の思いと熱意は変わりません。
※写真等はイメージとなります。こちらの商品はメスとなります。
産地:釧路 原材料:ししゃも、塩
賞味期限:冷凍一ヶ月、冷蔵5日
発送方法:冷凍 販売店:カネカ柿田商店